皆さんこんにちは!ほくちゃん家です。
2021年9月に、No Escapeさんの謎解きキット三部作「花火」に挑戦しました!
結論からいうと、すっごく面白かったです!
ほんとにおススメなので、皆さんも是非プレイしてみてください^^。
特設サイトに書いてあったように、ラストは「大どんでん返し」でした!
ミステリー好きには特におススメです。
ちなみに後述するんですが、こちら3部作となっているのですが、やるなら3作品全部やることをおススメします!
最終章が一番面白いので。
では、張り切って本作の概要と感想を書いていきますので、気になっている方は参考にしてみてください。
「概要は大体分かってるから感想だけ読みたいよ」というかたは、結果&評価あたりまで飛ばして読んでください^^。
出典:No Escape
「花火」の所感
・すごく難しいわけではないけれど良く練られて工夫された謎が多い
・3部作まとめて全部プレイするのがおススメ
「花火」の概要
「花火」とは
「花火」は、2021年8月より販売されている、No Escapeさんの謎解きキット3部作です。
「-第一章- ナゾロボを救え!」 「-第二章- 文芸部原稿盗難事件」「-最終章- 花火」の3つですね^^。
No Escapeさんは新宿と池袋に、主に上海型(電子ギミック等の物理的な仕掛けを多用した脱出ゲーム)の謎解きイベントを常時開催している店舗を構えていて、ほくちゃん家も何度か遊びに行ったことがあります。
部屋の中で物を探し回ったりパネルを組み合わせて決まった場所に嵌めたり、体を動かしながら謎解きをするのでかなり疲れるのですが、すごく面白くて「遊んだ!!」という気分になれます。
新宿店、池袋店でそれぞれ複数種類の脱出ゲームができる部屋が常時用意されているので、ほんとに一日中遊ぶことができるんですよね^^。
ちなみに、ほくちゃん家イチオシの脱出ゲームは新宿店で開催されている「絶望空間」です(ほくちゃん家の「絶望空間」の感想はこちら)。
ちょっと「花火」から話が逸れてしまいましたが、「花火」はそんなNo Escapeさんが制作・販売している謎解きキットです。
本ゲームの設定・展開としては、散菊 玲という大学生が友人の死の真相を追う中で、彼の死には大学の文化祭で出された2つの謎解き作品が深く関連しているらしいことが分かり、謎を解き進める友人の過去の足取りをたどることで、彼の身に一体何が起きたのか解き明かす、といったものになっています。
特設ページに「ミステリー×謎解き」と書かれているように、謎を解いていくと事件の真相についての推理が進行していく形式です。
前述したように、「花火」は第一章、第二章、最終章の3部作になっているのですが、章が進むにつれてミステリー要素も濃くなっていく印象でした。
それぞれバラでも購入できて、第一章・第二章は独立して遊べるのですが、最終章は第一章、第二章を解いていないと遊べないようになっているので要注意です!
No Escapeさんの謎解きキットには「花火」以外にもミステリーものがいくつかあるのですが、どれも評判が良いみたいですね(こういうの得意なんですかね^^)。
この中だとほくちゃん家は「秘密」だけ遊んだことがあるのですが、こちらも少しずつ真相に迫っていく感じが、いかにもミステリーぽくておもしろかったです^^。
「花火」のストーリー
–第一章- ナゾロボを救え!のストーリー
彩央大学に通う男子学生「散菊玲」は、大学の文化祭で謎解き部のイベント運営を行っていた。
去年の5月から重病を患い一年以上休学をしていたが、先日退院をし、所属する謎解き部の手伝いを依頼され今に至る。「設営終わっちゃったんで、散菊さんにはテストプレイお願いしてもいいですか?」
出典:NoEscape
謎解き部での唯一の知り合いである藤宮から渡されたものは「ナゾロボを救え!」という謎解き作品だった。
内容としては、大学内を巡って謎を解き、迷子になった「ナゾロボ」を見つけ出すというもの。文化祭前日、散菊は部員からの依頼でテストプレイに参加する。
-第二章- 文芸部原稿盗難事件のストーリー
彩央大学に通う男子学生「散菊玲」は、大学の文化祭で謎解き部のイベント運営を行っていた。
休憩時間、文芸部でも謎解きイベントを開催しているという事で同じ謎解き部員である「柚木真」と文芸部の受付へ向かう。「こちらがキットになるので確認してください」渡された謎解きキットは「文芸部原稿盗難事件」というものだった。
出典:NoEscape
内容としては、プレイヤーが探偵となって大学のサークル棟を巡り、文芸部の部室から原稿を盗んだ犯人を捜し出すというもの。
散菊は柚木と共にこの謎解きイベントに参加することとなった。
–第三章- 花火のストーリー
文化祭の終幕を彩る花火は、彼の落ちる瞬間をより一層、際立たせるようだった。
彩央大学に通う男子学生「散菊玲」は文化祭が終わる頃、謎解き部の仲間と共に広場で打ち上げ花火を見ていた。
規則正しく打ち上げられる花火を眺めていると、サークル棟の屋上から友人である桜庭が滑落するのを目撃する。後日、桜庭の死亡が確認され、警察はこれを事故と断定したが、この事故に謎解き部と文芸部が制作した2つの謎解き作品が関係している事がわかった。
出典:NoEscape
散菊達は、2つの謎解き作品と桜庭とのやり取りを手がかりに死の真相を調査する。
☆タイプ
謎解きキット
(ほくちゃん家的、おうちで遊べる謎解きジャンル分け一覧はこちら)
好きな時に、一緒にいる人と謎解きを楽しめるキットです。
ほくちゃん家的なジャンル分けでは、ちょうど一公演分くらいのボリュームで遊べるゲームを「謎解きキット」と定義しているのですが、「花火」は、三作品合わせるとだいたい3.0公演分くらいのボリュームがあるように感じました。
ほくちゃん家の体感での内訳は、第一章=0.5公演分、第二章=1公演分、 最終章=1.5公演分、といった印象です。
3作品とも、結構キットを広げていじくりまわす系なので、離れた人とリモートで遊ぶのはキツいかな、と思います。
皆で同じ場所に集まって遊ぶのがおススメです^^。
☆参加可能人数
制限なし
ほくちゃん的には1人、もしくは2人で遊ぶのがおススメです(多くて3人くらいまでがちょうど良いように感じます)。
一緒の場所で謎解きをして、謎が解けた時の感動を共感するだけでも楽しいとは思うのですが、こういうキット系の作品はやっぱり手に取って実際に弄り回すのが醍醐味だと思うので、なるべく少人数が良いかと思います。
☆参加推奨年齢
制限なし
難易度自体で言えば、謎解き慣れしている子とか論理的思考が得意な子であれば、小学生高学年くらいから楽しめるんじゃないかと思います。
ただ、ちょっとだけドキッとするというかゾクッとする場面があるので、本当に本当にホラーが苦手な人とか小学生低学年くらいのお子さんは、よしておいた方が良いかもしれません。
特設サイトの注意事項にも、” 極端にグロテスクな描写はありませんが、小さなお子様はプレイをお控えください。”とあるように、グロくもないし怖い写真・絵は全然出てこないんですが、ほんのちょっとだけ精神的ダメージを負う感じです。
☆料金
-第二章- 文芸部原稿盗難事件:1,500円(税込)
-最終章- 花火:2,000円(税込)
花火3作品セット:3,900円(税込)
後述しますが、一、二章をプレイしてからでないと遊べない最終章が一番面白いと思うので、最初から3作品セット(300円引き)を購入するのをおススメします!
☆キット購入方法
・NoEscape謎解きオンラインショップから購入
Yahoo!Japanショッピング内の、NoEscape謎解きオンラインショップから購入から購入できます。
送料は全国一律で300円、一万円以上の購入で送料無料だそうです。
・NoEscapeの各店舗から購入
NoEscapeの新宿店、もしくは池袋店の売り場で購入できます。
こちら↓のページから、各店舗で販売しているキット系の謎解きを確認することができますので、気になる方はチェックした上で買いに行っても良いかもしれません^^。
ほくちゃん家は確認できていないんですが、ボードゲームや謎解きグッズを販売しているお店にも、もしかしたら置いてたりするかもしれないです。
これ系のキットがそういったお店に置いてあることも、結構多いので。
もし見かけたら、ここに追記しますね。
☆準備する物
①謎解きキット
②ペン
③はさみ・テープ
最終章のみ必要です。
④LINEができるスマートフォンやPC
☆ゲームの進め方
まずはストーリーシートの説明を読み、そこに記載されているQRコードからLINEにアクセスし、公式アカウントと友達になります。
その後は、LINEの指示や冊子に書いてある指示によりストーリーが展開していくので、それに従って謎解きを進めていきましょう!!
☆所要時間
制限時間はありません。
特設サイトによると、各章の想定所要時間は下記のように記載されています。
-第二章- 文芸部原稿盗難事件:60~120分
-最終章- 花火:120~240分
ほくちゃん家の場合はのんびりやって、第一章=50分、第二章=60分、最終章=150分くらいでクリアしました。
意外と第一章の、ある謎解きに一番詰まっていた気がします(難しいというか、前提を勘違いして時間を食った感じです(^^;))。
結果&評価
☆結果
謎解き成功!!
☆評価
難易度 ★★★☆☆
謎解き慣れしている人だったらどの章も、一瞬悩む場面はあるものの、そこまで躓くことなく解けると思います。
ちなみに特設サイトに書いてある難易度は、
第一章=★★★☆☆☆☆
第二章=★★★★★☆☆
最終章=★★★★★★☆
となっています。
ほくちゃん家的には、一章~最終章までそこまで難易度に差は無く、単にだんだんボリュームが増えるからクリアに時間が必要になるイメージでした。
ほくちゃん家的満足度 ★★★★★
大満足。ストーリーも謎も推理部分もすごく面白かった!
すごく良く練られて作られた作品だと思います。
おすすめ度 ★★★★★
とってもおススメ。
謎解き慣れている人にとっても新鮮に思える謎や仕掛けが多く、絶対楽しめると思う。
初心者さんは詰まってしまうところも多いと思うけれど、ヒントサイトを参考にすればちゃんと楽しみながら最後まで辿り着けるので是非チャレンジしてみてください^^(特に第一章の一番最初は、謎解きというか進行の仕方に戸惑う部分があるかも💦)。
「花火」の感想
謎解きモノとしても推理モノとしても良くできている
こちらは、自信を持って「めちゃめちゃ面白かった!」と言える作品だったと思います。
伏線が張られた推理モノとしても良くできていたと思うし、謎もストーリー性のあるものが多かったです。
難易度的には少し悩むところはあったけれど、そこまで詰まるほどではないかな、という「そこそこ難しい」レベルだったと思うのですが、謎一個一個の質が高かったので、かなり解きごたえあると感じました。
クリアした時は、すべてのパズルのピースがぴったり綺麗に収まった時のような爽快感があります。
謎解き好きはもちろん、ミステリー小説が好きな人にも全力でおススメできる良作だと思います。
ちなみに、推理部分に関してはプレイしている人に推理させるというよりも、謎解きを進めると勝手に推理部分も進行するような作りになっています(謎解きすると自然とトリックが明かされる、みたいな)。
なので、推理部分も含めて自分で全部考えたい人は、新しい情報が手に入るたびに、謎解き部分に入る前に、まずは自分なりに「この情報から新しく考えられることは・・・?」といった感じで考察してみるのが良いかと思います。
たとえば、「12:00にAさんが棚にぼたもちを置いた」「12:30には棚の横にぼたもちが落ちていた」という新しい情報が手に入ったら、「Bさんの頭には粒あんが付いていたから、Bさんは12:00~12:30の間に棚の横を通って、棚から落ちてきたぼたもちにぶつかったってことか・・・」等と考察した上で、次の謎に取りかかる、といった感じです(例えです)。
次の謎を解くと、自然と「Bさんは12:00~12:30に棚の横を通った」という答えが手に入ると思うので。
キットの仕掛けが面白い
この作品は、謎や推理自体も面白いのですが、キットの使わせ方もすごく上手だと思いました。
「まさか指示通りにアレをこうすることで、上手いことこんなふうになるとは!」と言った驚きを得られる仕掛けが盛りだくさんで、かなり力の入った作品に感じました。
特に終盤のあの仕掛けには、演出からしてぞくっとさせるものがあって、二人とも「えっ!?」と、一瞬言葉を失いましたね(^^;)。
ほんのすこ~~しホラー要素があるっちゃあるんですが、こういうタイプは新鮮で今までに無かったように感じたので、ぜひ皆さんにもプレイしてみてほしいと思います。
やるなら3作全部プレイするのが断然おススメ!
こちらのキットは、最終章に関しては第一、第二章をプレイしてからでないと遊べないようになっているのですが、第一章、第二章はそれぞれ単独で遊べる仕様になっています。
ただ、最終章がダントツおもしろいので、やるなら最初から3作全部プレイするつもりで取り掛かるのがおすすめです。
第一章、第二章もそれなりに面白いですが、ほぼ最終章を解くために存在しているようなものだと思っています。
ほくちゃん家的な面白さレベルは、「第一章<第二章<<<最終章」ですね。
正直、第一章が終わった時点では「う~ん、このくらいのあっさり感とこういうタイプの謎かあ~」という印象だったのですが、第二章、最終章と進むにつれて、ボリュームも謎の面白さも格段にレベルアップしていったので、本当に途中でやめずにやり切って良かったと思いました。
最終章をプレイすることで、一章、二章でやったことが全て覆されるような快感も味わえましたしね。
というわけで、第一章や第二章だけやって、最終章をやってないのはもったいなさすぎるので、最初から3作まとめ買いするのが良いと思います(まとめ買いすると、バラで買うのより300円安いです!)。
あと、あまり間を空けずに第一章から最終章までプレイした方が良いと思います。
第一章、第二章で得た情報を忘れてしまうと、最終章が解きづらくなるので。
謎解き成功のポイント
本作品の、謎解き成功のポイントをまとめてみました!
良かったら参考にしてみてください!
・どうすればよいのか、何を使えばよいのか分からなくなったら、再度キット一個一個の表裏までチェックしてみましょう。
まとめ:全力でおススメするから皆やってみて!
いや~、久しぶりに心の底から「おもしろかった!」と思える謎解きキットに出会えました。
この作品が巷でどのくらい有名なのかほくちゃん家は分からないのですが、もし謎解き好きでプレイされていない方がいたら、ほんとにおススメなのでプレイしてみてほしいな~、と思います。
ほんとに、第一章、第二章からの最終章での伏線回収が綺麗で、全部がぴったり噛み合って一つの作品として完成する感じでした。
ちなみに、ほくちゃん家は「花火」以外のNo Escapeさんのオリジナルキット作品をいくつかプレイしてみたことがあるのですが、どれもお値段以上に面白いと感じました。
コスパ良く遊べるのでおススメです!
おまけのほくちゃん家
今回のおまけは倉知淳さんの長編ミステリー小説「星降り山荘の殺人」です。
この小説、だいぶ前に書かれたものなのですが、読者への挑戦状で真っ向勝負していて、こちらが身構えて読んでも思惑にはまるだろう、最後まで読むとすごさがわかるミステリーです。
読者への挑戦状って謎解き好きな人はきっと楽しめる内容と思うのでオススメです!
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