【文章の書き方】良い文章とは?『新しい文章力の教室 (唐木元)』を読んで【本の紹介】

本の紹介

こんにちは、ほくちゃん家です!
みなさん仕事や学校など日頃の生活の中で、文章を書く機会も多々あるのではないでしょうか?

ほくちゃん家も仕事の資料作りやらで文章を書くことがそこそこ多いのですが、相手にとってわかりやすい、いわゆる”良い文章”ってなんだろうかと考えたりします。

今回は、ほくちゃん家が文章の書き方を勉強してみようと思い読んでみた『新しい文章力の教室』という本をご紹介したいと思います。

・『新しい文章力の教室』の”良い文章”とは、最後まで読まれる文章
・実際に文章を書き始める準備、どうやって文章を書いていくのかの流れが学べる
・文章を書く上でのお作法や気をつけるべきポイントを例文を載せて説明している
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良い文章とは?『新しい文章力の教室』の概要

この本の構成は第1章〜第5章の構成になっています。

はじめに
第1章 書く前に準備する 〜書く前で文章が決まる〜
第2章 読み返して直す 〜「完読」を目指して文章を磨いていく〜
第3章 もっと明快に 〜読者の負担を取り除いてもっと伝わる文章にする〜
第4章 もっとスムーズに 〜読者に伝わる丁寧な文章にしていく〜
第5章 読んでもらう工夫 〜文章を伝える工夫は仕事の基本にも通じる〜

新しい文章力の教室 目次

良い文章とは完読される文章

第1章は、本書でいう”良い文章”とはどんなものなのかを共有することからはじまります。

”良い文章”といっても曖昧で定義が難しいですが、本書では最後まで読まれる文章、つまり「完読」される文章を”良い文章”とすることを最初に共有しています。

ほくちゃん家的に『新しい文章力の教室』を読んでよかったなと思った一番のポイントは、この”完読される文章が良い文章”と決めている部分でした。

本書では”良い文章”を定義したあとに、文章の基本的な構造や、文章構成の基本について書かれています。

書く内容の整理のしかたと文章の全体像の考え方、そこから構成を組み立てる方法が、具体的な例文を載せながらがひとつひとつ説明されているので、読み進めるうちに文章の書き方の流れがなんとなく感じられる気がします。

ほくちゃん家は文章の流れといえば「起承転結」くらいしかイメージなかったですが、本書では文章の主眼(文章のテーマ)を決めて、文章の構成を考えていく過程がわかりやすく書かれていました。

推敲のポイントは重複のチェック

第2章では書いた文章を読み直して推敲する際のポイントや注意点が説明されています。

本書で紹介されている推敲の最重要の優先項目が”重複のチェック”です。

一つの文章の中には、繰り返し同じ単語が使われている”単語”レベルの重複から、”文節”、”文型”、”段落”レベルの重複など、切り取る範囲でスケールの異なる重複が存在しているといいます。

ほくちゃん家もよくやってしまっているなあと思うような、文章のイマイチな表現とそれを添削したヨイ表現の例文を提示しつつ、推敲の進め方が優しく解説されています。

著者曰く重複を排除するだけで文章は生まれ変わるとのことですので、このポイントだけはぜひとも忘れず意識していきたいと思いました。

文章の表現や書き方について

第3章〜第5章では、文章の書き方の細部にフォーカスした、ややテクニカルよりの話となり、「こういう書き方をすると読み手にこんな印象を与えるよ」とか、「この表現は使うときにはここに気をつけよう」といった内容を取り上げています。

感想文や企画書など、具体的な文章の種類の場合についても触れられています。

おそらく文章によって適切な表現が変わってくるので、ここで紹介されている内容がすべての場合で正しいというわけではないだろうなと思います。

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文章の基本構造の組み立てが大事!

ほくちゃん家的には「新しい文章力の教室」の第1章と第2章がメインおすすめポイントです!

文章の基本構造の組み立て方を順番に説明してくれているので、「ロジカルな文章を書けるようになりたい!」という方にも参考になると思います。

第3章〜第5章は「たしかになあ」と勉強になりましたが、例としてこういうのもあるんだなと今は心に留めておく程度かなと思いました。

本書の後半では用途別のテクニックとして、インタビューや感想文、企画書を書く際のポイントについても書かれており、このあたりは必要になったときに読み直すのが良いかなと考えています。

この本で前面にだされている「完読される文章」という表現から滲み出る、「読み手のために書かれた文章とは?」を考えるよいきっかけになる本だと思いました。

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『新しい文章力の教室』のすすめ

ほくちゃん家は文章の書き方をこれまできちんと習った記憶がないのですが、仕事にしろなんにしろ文章を書く力は、役立つ場面の多いスキルだと思います。

どうやったら上達するのか、なかなか先が見えませんが繰り返して正しく試行回数を増やすのが必要なのでしょうね。

ほくちゃん家的に、文章の書き方のお作法を学ぶ入門書として『新しい文章力の教室』、おすすめです!

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